月山８合目レストハウスを目指し車を走らせます。途中、小雨が降ってきてました。
あと４０分で着くというところでおかしなことが……
ナビがどんどん険しい山の中へ案内します。
８合目ってこんな道路通るかな？はっ！これは姥沢口に向かっている！
しかも、旧道を走ってしまい道は悪い、引き返す場所もないので頑張って進むと
『橋工事のため通行止』　

・・・(泣。

ここでＵターンし八合目レストハウスを止め、姥沢口に１時間以上かけて到着しました。
その間も雲行きはどんどん怪しくなります。
姥沢小屋駐車場、５００台駐車可能のところに止まっているのは８台くらいでした。
車内で少し待機していましが、小雨が止んだ瞬間「行ける所まで行こう！」と出発。

姥沢口からはリフトもありますが、リフト開始時間は８：００からなので、リフトとは別の登山道から進みます。



熊…。
雨により道はぬかるみ、川も出来ていました。
時々、崩れているところもあるので慎重に進みます。


慎重に進みすぎ、足元ばかりに目をやっていた私は
ある瞬間＜ゴンっ！！

・・・泣)。

横になっていた大木に気づかず、頭を強く木に打ちつけました。
本当にうっすら涙が出ましたが、気を取り直して前に進みます。

水場です。


少し進んだ所で前を行くTofuが足を止めています。
沢の流れる音、風に揺れる葉の音だけが周りにこだます中

「ぎぎぎぎぎゃーーーーぎゃぎゃぎゃぐわぐわぎゃ」

私達の頭には「く・ま」

逃げました。

でも、熊ってこんな声で鳴くのか？
一定の所から聞こえるし何かがおかしい。
引き返しおそるおそる音の出所を探ってみると・・・
（小石を近くに投げたりしてました笑)

送水管が漏れている音でした。
あぁ熊じゃなくて本当に良かった。

そんなところに高山植物が咲き乱れていました。



周囲はガスってますが、足を止め見とれてました。

たくさんの高山植物を見ながら牛首分岐。


ここからあと一時間で山頂というところで雪渓の出現です。


ガスはさらに濃くなり風雨も酷くなってきました。
レインウェアに着替え、いざ雪渓へ・・・

・・・だめだ・・・これは雪じゃない、もはや氷だ。
視界も悪く雪渓がどこまで続いているのかもわかりませんでした。

アイゼンを持っていなかった私達はここで下山することに決めました。
怪我をしては元も子もない。

牛首分岐からリフト乗り場に向います。
この時、濡れた板に足をとられ、尻餅を(泣。
・・・これはもう早く帰りなさいということですね

急ぎ足でリフト乗り場に着くと、これから登られる登山者の方が沢山おりました。
きちんとアイゼンを持っている方々もちらほら。

すれ違う方々に「もう山頂に行ってきたんですか」「山小屋泊ですか」と声をかけられましたが…
「かくかくしかじか、雪渓が…アイゼン必須です～」なんてやりとりを１０数回しました。
皆さん、無事に登れましたかね。
※リフト乗り場にて￥2,000でアイゼン貸出有り。



早くに切り上げましたので、ここからは羽黒山へ。


修行が足りないということで、月山時の装備のまま杉並木を越え羽黒山神社へ向います。



羽黒山神社までの階段は、暑さもあいまってバテバテ、約2400段もあったみたいです(汗


そして羽黒神社でお参りをし、引き返しました。


月山山頂に行けなかったので気分が落ち込みぎみだったのですが、
木漏れ日の杉並木を歩くうちに、月山のモヤモヤも吹き飛びました！


羽黒山で振り出しに戻ったので、来年は月山から湯殿山を順番に回り
「三関三渡（さんかんさんど）」の旅をしたいと思います！

反省：
夏スキーができるだけあって、８月上旬はまだまだアイゼン必須です。
視界が悪くなくても・・・やっぱり引き返したと思います。十分な下調べが出来ていなかったです。
危なかったらすぐに引き返す。これは続けていきたいと思います。
8月の羽黒山は蚊や虻が非常に多いのでオススメは9月下旬～11月上旬だと思います。

Hiziki&Tofu

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